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レポート作成日:2023/09/21

課題深掘り会 #10~#12レポート

#12「宇都宮市内におけるバス乗車時のマナー向上について」を実施 2023/9/21​

話題提供について:

・近頃、バスの中でのマナーが悪いと感じている。

・大きい荷物でスペースを占有していたり、空いているのに後ろに詰めなかったりしている。

・通路の真ん中に立っている人が多く、通れない。

 

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課題に対するトークタイム(アイデア含む):

 

・宇都宮の人がというわけではなく、観光客が増えていることもあって、特に海外の人にマナーが伝わっていないという可能性もあるのではないか(乗車ルールを多言語化するといいのでは)。

・LRTは走り始めたばかりなためかマナーが良かった。

・マナーをゲーム感覚で学べないか。バスに乗る度にマナーに関する問題がでるなど。

・自分の行動が誰かに迷惑をかけていると思っていない可能性もある。迷惑だと指摘されるなど嫌な思いをすると改善するのでは(自分が間違っているかもしれないという意識を与える)。

・気付かせてあげるのも優しさ(直接言うとトラブルに巻き込まれるなど事件に発展しそうで怖い)。

・マナー自体も細分化できそう。

・デジタルサイネージを使って、マナーが悪い人がいたときに「その行為は周りの人に迷惑をかけています」のように表示され、当事者が分かるようにするといいのではないか。

・通行を妨げる場所に置かれた荷物に光を当てることで、気が付いてどけてもらう。

・乗車待ちの人の並び方が乗降口から直線になっていて非効率。並び方を地面に貼っておくだけでも変わるのではないか。

・デジタルサイネージでマナーについて表示するのはいいのではないか。

 

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参加者感想:

・光の有効活用の可能性がいろいろあると感じることができたので楽しかった。これからも課題解決に励んでいきたい。

・議論が深まっていくのが楽しかった。みんなが楽しそうにしているのがよかった。

・正解不正解ではなく、ブレインストーミング的にみんなで話し合っていけるからとても楽しい。変に責任感を感じずに話し合っていくことができる機会は貴重だと思う。

・こうした場があるということをもっといろいろな人に知ってほしい。開催後に動画などで公開してもいいのでは。

・光を使った方法は多くの課題で活用できそうなので、他の課題でも可能性を考えていきたい。

・大学生など若い人にも参加してほしい。

 

【レポート】とちぎデジタルハブ課題深掘り会#11「宇都宮市内の交通渋滞を何とかしてほしい!」を実施 2023/9/21​

話題提供について:

・宇都宮市内、特にJR宇都宮駅周辺が混雑している。

・コインパーキングが満車(入り口付近での路上駐車が目立つ)

・右折禁止箇所でも右折しようとしている車が流れをせき止めてしまっている。

・信号待ちにより車の燃費が悪化する。

・各地でAI信号機等を活用した実証実験も行われていると聞いている。

・交通渋滞の解消とまではいかなくても、緩和する方法はないか。

 

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課題に対するトークタイム:

 

・まず渋滞のメカニズムを分析していかないといけない。

・時間帯の問題もある(朝と夕方の通勤ラッシュ時など)。

・ボトルネックになるところ(3車線が2車線になる等)は、どうしても車が集中してしまう。

・サグ(一度下った後の登り道)は渋滞の原因になる。

・車社会だが道が狭くて整備されていない(歴史がある街は簡単に道を整備することができない)。

・道路の交通ルールが変わったときのお知らせが行き届いていない?変わったことを理解していない人が渋滞の原因になり得るのではないか?

・なぜ渋滞しているのかについて、実際よくわかってないのでは?

 

渋滞箇所をあげてみよう↓

・宇都宮駅西口のロータリー

・競輪場通り(平日夕方と休日・競輪場に行く人と学習塾の送迎)

・いちょう通りから南大通り4丁目の交差点付近

・御幸町付近の4号線(2車線が1車線になるところ)

・雨の日の私立高校前付近(送迎の車が多い)

 

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課題アイデアについての意見交換:

・車線を増やす(構造的な解決策)。

・せっかく駅のデッキがあるのだからデッキを通りたいような仕組みがあれば横断待ちの渋滞を解消できるのでは?

→大通りまでデッキが通ればいいのでは。

→デッキからの降り口はいろいろあるけど、歩行者が把握してないのでは?

→光でマッピングして導線をコントロールできるかもしれない(明るい時は見えづらい?光を直接見てしまうと危ない?)。

→テーマパークの整理券のように通る時間を決めればいいのでは。
 

・送迎待ちの車で混雑してしまう状況を解消したい。

→5分以上停まっている車に光を当てて警告するというような光作戦が使えるのでは!

→監視員が取り締まりをしていると停めない。
→ネオンみたいにピカピカする仕組みができたらいいのでは(映える感じにすれば変に目立ってしまうため、長時間の駐車を避けられるのではないか)。

・みんなが長時間停めているから自分も大丈夫という集団心理を、いい意味で逆に利用できないか。

 

【レポート】とちぎデジタルハブ課題深掘り会#10「電動キックボードの飛び出しを防止する仕組みを作ってほしい!」を実施 2023/8/17

電動キックボードのシェアリングサービスについて:

 

株式会社Luupが『街じゅうの「駅前化」』『誰もが快適に移動できる未来』を目指して提供する電動マイクロモビリティシェアリングサービス。

・街中にあるポートに設置してある電動キックボードや電動自転車をシェアする。

・法律が7月に代わってヘルメットや運転免許証が不要になり、16歳以上が乗れるようになった。

・速度面に関して、7月までは15キロ7月からは20キロになった。
・宇都宮の場合30分ごとに165円かかる。
・利用の際はアプリをダウンロードし、本体のQRコードを読み取り利用。

・利用料金の支払はクレジット決済。盗難防止の仕組みもアリ。

・通れる道と通れない道がアプリ内に示されている。電動キックボードは大きな道を走れない。

・8月から宇都宮駅東地域にも拡張している。

 

詳細はこちら↓

LUUP

 

参加者の中での利用者の声:

・タイヤが小さいので道路の凸凹の影響をダイレクトに感じるため乗り心地は良くない。

・車道と歩道の間にタイヤが引っかかるので、道が平らなところで利用するのがいいと思う。

・東京ではものすごい数使われている。

・始めは緊張してスピードを出せないが、慣れている人は狭いところでもスピードを出しているので危うさを感じる。

・ブレーキはついていて、タイヤが小さいのもあってブレーキの利きはいい。

・バランス能力が必要なので、慣れてなかったりすると普通に転びそうになる。

・立つところと地面の距離は10センチくらいなので、危ないと思ったらすぐ足をつくことができる。

・スピードのコントロールはしやすい。

 

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課題に対するトークタイム:

 

・年配の方は乗れる?

→乗ること自体は可能だけれど、自転車に乗れるくらいの最低限のバランス感覚は必要。

 

・自転車の飛び出しについてはあんまり話題が出ないのに、電動キックボードばかり話題になるのは単純に新しいものに対しての理解が進んでいないだけなのでは?

→実際に利用している人が危ないと感じているのではなく、利用はせず周りで見ている人が危ないと感じているだけなのではないか。

 

・万が一キックボードで衝突したとしても自転車よりは速度も重さもないので、相手側に与えるダメージは少ないのではないかと思う。

 

・今は走っている電動キックボードの台数が少ないから様々な問題が起きているだけなのでは。自転車と同じかそれ以上に走るようになって当たり前の光景になることで問題が解決するのでは?

→そうかもしれない。自転車と同じレベルになってしまえばいいのではないか。

 

・スマートシティ構想でバス停に自転車置き場があるので、そこに置かせてもらえばいいのではないか。

 

・キックボードが危ないのではなく、逆に推進していくと自転車より安全なのではないか。

 

・そもそも20キロしかでないから急ブレーキというような急ブレーキは起きないのではないか。

 

・誰にとっての安全?

→歩行者にとってだったら、例えば、電動キックボードに鈴などをつければ音が聞こえるため、安全性はあると思う。

 

・自転車みたいに乗り始めの練習ができるところがあってもいいのではないか。

 

・講習とかあるようだったら受けてみたい。

 

・乗り物が危ないというよりは乗る人の意識の問題もあるのではないか。

 

・危険性だけではなく良い側面にも目を向けて、観光客向けの周遊に使えるのではないか。

 

・LOOPと餃子クーポンの組み合わせをして普及させていくのがいいのではないか。

 

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参加者感想:

・悲観的に捉えるのではなく、可能性を考えていくという思考が必要だなと最近感じる。

 

・刺激になった。馴染みやすい街として宇都宮が進んでいけばいいと思う。移動はしなければいけないものなので、より生活しやすくなっていけば嬉しい。

 

・LRTも始まる事だし、昇降場に大量に設置してもおもしろいのではといういろいろな面白いアイデアが出てきて楽しかった。

 

・様々な意見が出て楽しかった。

 

・後ろ向きな話題だけではなく、前向きな課題解決というテーマにしていけば参加者も増えていくし面白がってくれるのではないか。

 

・課題に捉えていたものが実は課題ではないという方向で議論が進んでいったのがおもしろかった。

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