レポート作成日:2023/10/31
課題深掘り会 #13 #14 レポート
#13 テーマ:
「雑草の生い茂る近所の公園を、手間をかけずに安全に地域の人が気持ちよく使えるようにしてほしい!」
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話題提供について:
・公園の管理は地域住民主導型(地域でグループを作って管理しているところ)と、行政管理型の二つがあるようだ。
行政の管理では年3回程度、草むしりや整備が行われるようだが、公園数が多くすべてに手が回っていないように感じられる。
また、地域住民の高齢化と担い手不足で管理する人がどんどん居なくなっている。
公園の管理をすることのそもそもの負担が大きいことも課題。
どのようにして管理コストを下げることができるかが大切だと感じている。
もし共感していただける人がいたら一緒に解決していきたいので、まずは多様な意見が欲しい。
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課題に対するトークタイム:
・公園が綺麗に整備されている状態が住民の感覚として当たり前になっているように感じる。
・普段どこの公園に行こうかと悩んだ時は、近い公園というより、整備が行き届いている綺麗な公園に行く。
→雑草が生えているだけで、せっかくの公園が活用されないのはもったいないと思う。
・市内の公園は気が付いたら綺麗になっている印象があるが、誰がいつ綺麗にしているのかを全然知らない。
・大きな公園は指定管理という仕組みをとっている。その場合は、指定管理者が業者に委託するなどして整備している。
・愛護会があったりすると思うが、その愛護会ができた経緯を知りたい。住民主導か行政主導か。
・公園は多くの人が使うことで雑草が生えにくくなるなど、使いやすくなるのではないかと思う。
・そもそも論として、今ある公園は全部残さないといけないのだろうか?あまり使われていない公園は無くしてしまうという選別も必要なのではないか。
→せっかく綺麗にしても誰も使わなかったら勿体ない。公園を管理する側としても、せっかく管理したなら使ってほしいというのが本音なのではないか。
→現在使われている公園をどのように綺麗にして整備するかを考えていくのがいいのではないか。
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課題アイデアについての意見交換:
・公園を使っている人が自ら掃除や管理をするという感覚が当たり前になったら公園が綺麗な状態で保たれるので、素敵だなと思う。
→確かに素敵だと思う。ただ、公園の利用者の感覚からすると、手伝いたい手伝いたくない以前の状態で、そもそもいつ誰が掃除しているかもわからないから関わることができていないというだけなのではないか。
・公園の整備を一般の人も参加できるようにゲーム感覚のイベントにできないだろうか。
→謎解きとかリアル脱出ゲームのような感じで、一般の人が参加すること自体に楽しみを見出すことができれば人も来るだろうし公園も綺麗になるしとてもいいのではないか。
・大人だけではなく、子どもも一緒に参加できるようになれば、その子が育った時も「公園の掃除はみんなでやるもの」という認識を持ってもらえて、持続可能になっていくのではないか。
・公園の敷地内で範囲を決めて、「スポーツ×草むしり」のように競技性を持たせてみるのも面白いのではないか。
→勝ったらみんなから称賛されたり褒められたりするとやる気出てよさそう。
・公園で草が生えているのは主に人が歩かない外周というイメージがある。散歩する人に真ん中ではなくて外周を草踏み潰すように歩いてもらうことができれば草は生えなくなってくるのではないか。
・山羊がレンタルできれば、レンタルして草を食べてもらうのはどうか(SDGsで、燃料も使わない)。
→山羊が公園にいると山羊目当てで公園に来る人も多いのではないか。その公園のアイドル的な存在になったら公園を使う人が増えそう。
・草を踏んで生えないようにする「草ふみロボット」を作っている会社がある。自動で草があるところを踏んでくれるロボットなので、人が歩かなくても草が生えないようにできる。実際に、空港などで試験的に運用している。草が生えにくくなるのではなく、草が生えなくなるものもあるようだ。草刈りの場合、刈った草の処理が問題になるが、草ふみロボットだと踏み潰すだけなのでゴミも出ないため、導入が楽なのではないか。
・公園の敷地を半分に分けて、半分をロボット、もう片方を山羊にしてどちらが早くきれいにできるかを競争させたりするのもイベント的にやってみると面白そうだと思った。
・実際に山羊は雑草に関しては除去効果がとても高いという情報がある。
・資格や許可が無くても山羊は飼うことはできるが、山羊を診ることができる獣医師が少なかったり冬に弱かったりするため、買う人がなかなかいないのかもしれない。
・刈った雑草を堆肥にできたら雑草を欲しくなる人がいるのでは。
→フィトンチッドという成分が人に安らぎを与えるらしく、雑草でその成分を出すことが可能なら利用の可能性が広がりそうだと思う。
→ペレットとして使うことができたらそれも面白そう。
→雑草の利用価値を高めることができたら、自然と雑草を取る人が増えて雑草がなくなるのではないか。
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参加者感想:
・課題深掘り会は、工夫を凝らしてどうすればいいのかを考えるという場なのでとても素敵だなと思う。今後具体的にどうしていくかはまだ見えていないが、これから面白い方向に進んでいったら興味深いと思った。
・今回が初参加だったが、いい意味で発言に責任が無い感じがしてとても話しやすかった。
・専門的な話は全く分からない自分でも話についていけたのでとても楽しかった。自分は20代だけれど、こういう場にもっと若い世代が参加してほしい。
・デジタルハブは様々な方がいるので、自分の知識が広がる場になっていてとても楽しい。参加するたびに充実した時間になっている。
・私も専門的ではないが、毎回違うアプローチの話ができてとてもおもしろい。
・最初は雑草をどう失くすかという話だったのが、後半はもしかしたら貴重な資源になるのではないかという話になっていった変遷がとても面白かった。自由な発言をしていける空間だとみんなが認識していることによって生まれる状態なのだなと思い、とてもいい場に参加できたと思った。
#14 テーマ:
「宇都宮市のポイ捨てごみ削減 (特にバイパス沿いのごみ大量エリア対策)」
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話題提供について:
課題に対するトークタイム:
まず、今落ちているゴミをどのようにしていけばいいか。
・道路によって管理者が違うからどこに相談すれば良いか難しい。
(勝手に通行止めにしてゴミ拾うことはできないのではないか)
・季節的にどの季節が特にゴミが多いとかある?
→具体的にどの季節というよりも燃えるゴミを捨てる日の前後に多い。今回のテーマのバイパス沿いは季節やゴミ捨て日に関わらず多く見られるが、台風の後は全体的に多い。バイパス以外にも多いのは公園(お菓子のゴミ)、スーパーの周り(タバコ、レシート等のゴミ)
・バイパスの地形上ゴミが溜まりやすいという可能性もあるのでは?
→十分あると思う。バイパスで捨てているのではなく、他の場所で捨てられたごみが風に乗ってバイパス沿いに集まっているという可能性もある。
・ごみを捨てるところがないのでは?
→一昔前は捨てられていた店舗でも捨てられなくなっているので、処理に困っているのではないか。事業所ゴミが有料化されたのも影響しているのでは。
・犬を散歩しているときに目を離すと犬がゴミを食べてしまうことがあるからとても困る。
→飼っている犬が散歩中に実際にゴミを食べてしまって病院に連れて行ったことがある。他の生物でもビニールゴミを意図せず食べて死んでしまうケースや、生物濃縮が起こり人間にも悪影響が及ぶこともあるのではないか。
・道路の管理は管理者(自治体等)が業者に委託している。また、土木事業者などの団体がボランティアでゴミ拾い等の美化活動(愛ロード)をすることで知事から感謝状を受けている。
・ゴミを拾うとポイントになったりお金になったりしたらゴミを拾う人が増えるのでは?
→綺麗なごみはリサイクルできたりするが、汚いゴミも多いためただのゴミになってしまう。
・まちが汚くなると土地の価値が下がってしまう。
・ゴミの情報を集めて、どこにどういう種類のゴミがあるのかアプリ等で情報を出せば(ゴミマップ)、その情報を求めている人がいるのではないか。
・ゴミは拾ったら綺麗になる。自分がやったことが結果として現れるので気持ちも晴れる。
・捨てる人もいれば拾う人もいるからまちの文化としても認識できるのではないか。
・歩くことで健康になるという打ち出し方もいいのではないか(カロリー消費が可視化できたらダイエットにもなる)。
・ロードスイーパー車(路面清掃車)を頻繁に動かしてもらえたりしないのか。
・山口県周南市ではゴミ収集車がスマホで撮影しゴミの映像をAI分析する実験も行われたようだ。自転車や道沿いにAIカメラをつけてまずは現状把握するのもいいのかもしれない。
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参加者感想:
・外国人のインバウンドを取り込んでいく中でせっかくなら綺麗な景観を見てもらいたいので、綺麗なまちにしていきたい。
・今日のテーマはとても難しかった。バイパスということでそもそも立ち入りが難しいという問題もありどこから解決していこうか悩んだが、みんなで悩みながら話していくのは楽しかった。
・大変なテーマだなと感じた。話していくにしたがって、ますます事の大きさや立ち向かう相手の大きさを実感している。まずはどこまでやるかを決めていくのがいいのかもしれないと感じた。
・ゴミ拾いだけではなく、ゴミ拾いを通じたコミュニケーションのきっかけなど他の項目とも接続させて派生させていけば新たな価値を生んでいけるのではないか。