プロジェクト
レポート作成日:2023/12/04
【報告】ドローンを活用した鳥害対策プロジェクトの進捗状況
4月10日(月)に石橋中学校にて初回のミーティングを実施後、ドローンを活用した鳥害対策の検討を進める前提として、令和5年7月に石橋中学校で飛行テストを実施し、アトリウム内でのドローン飛行が可能なことを確認しました。(ただし、アトリウム内構造が複雑なため、熟練の操縦者による飛行が必要なことも確認できました。)
その後、実証実験の実施に向けて準備を進めていましたが、鳥獣害対策の専門家との意見交換において、石橋中学校は周囲に圃場などハトの餌場が豊富であり、アトリウム内に営巣もしているため、現在のドローン技術では追い払うことが困難であるとの見解が示されたことから、今回検討してきた実証実験の内容は中断することが良いと考えました。
11月21日(火)に実施したミーティングでは、専門家の意見の他、教示いただいた当面の取組案やドローンを活用した他地域での取組事例をプロジェクトメンバーに報告し、実証実験の中断と今後の方向性について協議しました。石橋中学校と環境は異なりますが、農地でドローンによる追い払いの実証や開発の取組が各地で行われていることに着目して、今後も情報収集を行いながら意見交換を行っていくこととした一方で、学校における糞害が継続していることから、アトリウム内へのハトの侵入や飛行を防ぐ効果的・効率的なネットの設置などをあらためて検討し、今できる対策を実施していくこととしました。
プロジェクトとしては、引き続き、石橋中学校におけるハトの糞害を解決する方法について議論を行っていきますので、問題の解決につながる可能性があるアイディアや技術を持っている方がおりましたら、ぜひ情報をお寄せくださいますよう、よろしくお願いします。