イベント

レポート作成日:2024/05/28

第12回課題深掘り会レポート【陣痛・子育てタクシー】

テーマ:「子育て・陣痛タクシーの運用について」

 

課題投稿ページはこちら

 

子育てタクシー事業の目的

①子どもが安全に出かけられる街にしたい

②子どもを安心して送り出せる街にしたい

 

現状の課題について

A:妊婦さん
・登録人数が多いため、入力・共有・管理に手間がかかる
(Googleフォームを使って改善してきた)
・登録者情報と受付電話がリンクしていないので、どの登録者から電話か確認するのに手間がかかる。登録者情報と電話回線をリンクするのに適した方法を知りたい
・登録人数が多いので、この情報を有効活用したい。子ども関連事業の宣伝・広告・調査などで企業とコラボし協賛を募りたい

 

B:子連れママに対して
・自動で予約できる仕組みをつくりたい
(全て手動でタクシー会社と連携しているので自動応答にしたい)

 

C:こどもだけで乗る場合
・子どもが乗車したら保護者に通知が届く仕組みがほしい
・運行状況が見える仕組みがほしい
・現状の運行エリアが分かる仕組みがほしい
・発注書作成の手間を削減したい

 

課題に対してのアイデア

・タクシー業者というプロフェッショナルじゃなくても、栃木市で行っている「助け合いチケット」的な物を宇都宮でもできたらいいのでは?(地域住民で助け合う仕組みの導入)
・実施エリアが限定されているので、まずはエリア内で周知をするのが先決かなと思いました。
・宇都宮市が作成している「まちかど情報マップ」に子育てタクシーのことを載せてもらうのはどうか?難しかったらGoogleマップでマイマップを作成し共有する形で解決すると思う
・自治体が見守りの仕組みとして行っているてAIRタグを使うのはどうか(安価に導入が可能)
・今は学童とかでQRコードで退室連絡が保護者に行くようになっているので、同じ仕組みを導入することで保護者への通知ができるようになると思う
 →デバイスやシステムの利用をすれば解決できることは理解しており、検討はもちろんしたが、費用面がどうしてもクリアできないので導入できていない
・他のプラットフォームとかアプリを作る予定は?
 →今の所ありません。
・塾や習い事をする事業者に営業かけてサブスクの仕組みでお金を発生させれば資金面が少しは潤うのでは?
 →ある習い事の事業者さんが導入してくれて試しているところ

 

参加者の感想(アイデア含む)

・とても有意義な時間だった。子供の頃は「帰るときやバスに乗る前に公衆電話から電話してね」って言われていたけれど、今は公衆電話が減っているし難しい。今回の仕組みが整っていけばいいなと思った。
・普段結構タクシーを使うので身近に感じられる課題だった。モビリティの課題はたくさんあってシステム面から助けられることがあると思うので今後も関わっていきたい。
・この仕組みを一人で動かすのは大変過ぎると思う。プラットフォーム化して全国的に進んでいけばいいなと思った。
・自治体だけではなく国の仕組みも使えればいいなと思った。今後どのような展開になるかが気になった。
・妊婦さんであれば「ドライバーは女性がいいな」とかの視点もあると思うので、いろんな視点で受け皿を増やしていく必要があると感じた。
・365日気が抜けないようなものなのに、それを今一人で運営しているのがとても大変だと感じた。行政がどう民間を支えていくことができるかが大切だと感じた。
・行政として仕組みは整えているのにそれが地域住民に周知されていないということが多いと思う。陣痛が来て生まれそうなときにいきなりタクシーを頼む電話するのはハードルが高く感じてしまうので、事前に何度もある検診のときから試しで利用してみるのがいいと思った。そして運営側としては、実際にその方から電話がきたら何も説明せずともタクシー会社側に状態が通じるようになったらいいなと思った。
・資金がどれくらい必要なのか、システムの充実と実行で利用者がどれくらいお金を出せるのかという資金面で細かく考えていくと解決により近づくと思う。
・ターゲットの状態に合わせて視野を広げつつ、システムを分けて考えていくのがいいのでは。
・陣痛がきたときの緊急用電話番号を市として設置するのはできないか?
・「おでかけ」できる地域がこれから残っていく地域だと思うので、子育てタクシーも普及すると子育てに関する安心感が生まれ、より地域の魅力に繋がっていくと思う。
・子育てタクシーは災害時の危機管理システムに近いと思う。
・いろんな分野の方がいていろんな方向からの意見があって面白かった。
・送迎の隙間を埋めるシステムも組み合わせていくといいのでは。
・妊婦の送迎と子供の習い事の送迎は別の仕組みだと思うので、別で考えた方がどっちにも刺さると思う(緊急性が違うため)
・どこから予算を取るのかという考え方をしていると思うが、行政からするといろんな場所にまたがるのが実際だと思う。デジハブの「ハブ」としてその予算確保のところから手伝っていけたらいいのではと思う。
・一人で抱えないで欲しいと思う。ちゃんと助けて欲しいときに助けてくれる仕組みになったらいいなと思う。
・ビジネスモデルがWin-Winの関係なので気になっていたが、一人でやっている(タスクを抱えている)のは大変だと思った。習い事の方は恒常的にニーズはあると思うし、コミュニティ化して先に安定的な仕組みにしたうえで、妊婦の方は行政と協力して実装していくのがいいと思う。
・持続可能な仕組みにしていくために、タクシー会社にある動いていないタクシーの活用も考えていくのがいいと思う。
・助産師がタクシー運転できれば解決。助産師が余っている現状もあるので、個人的にタクシー会社と契約して緊急時に派遣できるようにすれば万が一のことが起きても対応することができる。
・利用登録をした妊婦さんに「お役立ち情報」が届く仕組み等メリットがあれば登録すると思うし、そこでコミュニティができたりしたら実用できると思う
・ファミリーサポートとかタイアップできたりしないのか。コールセンター作って病院と連携したりするのもいいのでは。
・妊婦さんや習い事の送迎だけじゃなく、免許を返納してしまった高齢者や車を持っていない方のインフラにもなると思う。将来性はあるなと感じたのでまずは仕組みを整えるのが先決だと思う。

 

課題投稿者コメント


今まで暗中模索だったのが少しひらけた感じがする。
自分たちからでは出なかったアイデアや視点が次々と出てきてとてもありがたかった。
今まで誰かに頼っていいのかどう頼ればいいのかわからなくて今まで一人でやってきたが、手伝ってくれる人がいるんだと思えたのが嬉しい。
子供を安心して育てられる(預けられる)ようにしていきたいのでご協力お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

デジハブレポート一覧