課題

ナラ枯れ桜枯れの被害をデジタルの力で食い止めたい。

なかなか街で生活していると馴染みのない名前に聞こえますが
栃木県では今、楢の木を多く枯らすカシノナガキクイムシや桜や梅などを加害するクビアカツヤカミキリの被害が増加しています。
ナラ枯れの被害状況↓栃木県HP
https://www.pref.tochigi.lg.jp/d08/houdou/houdou/documents/20231208170114.pdf
令和2年から56件だったのが令和5年では8983件とすごい勢いで増えてる。

桜枯れなどをおこすクビアカツヤカミキリの被害↓栃木県HP
https://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/seibututayousei/documents/20240625111550.pdf
これもすごい件数で増えてる。


これに関しては被害がどんどん拡大している理由の一つとして
放置山林の問題があると思っています。

虫に入られて枯れてしまった木が屋敷の裏や公園、ハイキングコースにがある場合危険だし、誰が管理している土地なのかも分かりやすいので
きちんと処理されることが多いです。
ただ、その被害木がハイキングや登山する人のいない普通の山の中にある場合、山に野良仕事に行く人は、今ほとんどいないので、
誰も気づかない。枯れた木があっても、山は境界が不明瞭なので、誰の山か一般の人には分からない。
結果、山では被害木が放置されるので、そこから成長したキクイムシが周りに飛んでいく、繁殖地になってしまっている。

僕らは普段山に入っているのでGPSデータさえあれば、どなたが所有者の山ってのはある程度分かります。

被害木は本当は青々と葉をつける時期に葉っぱが枯れていくので見分けは付きやすいので
例えばドローンで被害木の写真を撮って、位置データが分かればそれを森林上の地図に落とし込んで、
どなたの所有山林か調べて山主さんの許可を取ったうえで、処理する。
そうすればある一定数はナラ枯れ、桜枯れの被害を食い止めることができるんじゃないかと思っていて
今までは、住民とか管理者からの被害木の通報→行政の方が被害確認→伐採なり処理という感じぽいので、これだと誰も行かない山の中は誰も通報しないから放置になってしまうので、今回は積極的に可能性を潰していける。

今年に足利に行くのに国道293号を通ってたら栃木、佐野、足利の山のあまりものナラ枯れ被害の多さにびっくりして
まぁ最悪ナラの木は、栃木県はそこまでメインの樹種でもないから仕方ないのかぁと思っていましたが、
クビアカツヤカミキリに加害されて桜並木も切ることになっているという話を、ちらほら聞くと、
絶対それらキクイムシの隠れ蓑兼繁殖地になっている山の被害木の調査をしない限り、この流れが止まらないだろうなぁと思い、
そういう仕組み作れないかなぁと思って投稿させていただきました。

  • 【K60】
  • 2024/12/04 05:24
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