『産前産後のママを支援する居場所』を社会資源として作りたい。
少子化が進んでいる今の社会は、つまりマタニティー経験者も減っているという事です。
経験者が少ないという事は、社会全体としての意識があまりそちらに向かないという事も考えられるかもしれません。
子どもを産み育てるという事は、母体にとっては命がけです。
出産,育児とは、体力的にも精神的にも身をすり減らして子孫を残す作業です。
しかし、その命がけで取り組むお産に対して、また産後のメンタルヘルスに対しての社会資源は産婦人科病院以外にほぼ皆無です。
2019年に子ども食堂を開設し、毎週1回の食事支援を続けているうちに見えてきた課題が大きく分けて2つあります。
①
当初は、困窮や様々な家庭の問題に悩んでいる子どもたちの応援をしたくて子ども食堂を解説しました。
子ども達の秘めたポテンシャルは底なしで、レジリエンス力も半端なく、安心安全な場所さえ確保でき美味しい食事を楽しく食べる事ができたとたんにもの凄いスピードで回復していきます。
大人と違って頭の切り替えも早く、柔軟にポジティブ変換もできたりします。
しかし、延々に元気が回復しないのは母親の方だという事に気付いたのです。
そこで、
・母親に寄り添い傾聴をし励ます。
・悩みを聞き、必要であれば専門機関に繋げる。
・信頼関係を構築しながら共に歩むスタンスを継続していく。
このような取り組み(居場所)がどれほど重要なのかという事に気付かされました。
②
望まない妊娠が増えています。
過去にSNSで「じゃあ何故産むのか?」という議論を見たことがあります。
女性には母性本能というものがあり、母体に命が宿ったときに湧き上がる本能は言葉では言い尽くせ無いほどの愛おしさを感じ、本能的に強く守ろうともするのです。
簡単に産まなければいいなどという議論とは次元の違うところに、人としての本能の働きがあるのです。
とは言え、
産んだ後の育児は、気力も体力も経済力も必要です。
愛情だけではまかない切れない現実に直面します。
そのような時に支援の手が必要なのだと思います。
・実家のような存在。
・授乳や抱き方や沐浴の仕方などの手助けをする。
・ワンオペ育児の孤立感の軽減。
①と同様に、
”信頼関係を構築しながら共に歩んでいく継続した支援”が必要になってくるのだと思います。
一方通行ではなく、上下の関係性でもなく、寄り添っていく支援が大切なのだと感じます。
③(+α)
同時に物資の支援も必要になります。
紙おむつ、粉ミルク
安定してお渡しできるシステムづくりが急務だと考えています。
また、
産着、チャイルドシート等などリサイクル可能なものは在庫管理をし共有できるのではないでしょうか。
『産前産後のママを支援する居場所』を社会資源として作っていきたいです。
どうか皆様のお知恵とお力を貸してください。
よろしくお願い致します。
- 課題投稿者
-
- Rikaさん
- 【K57】
- 2024/09/16 16:52
- コメント:5件
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プロジェクト一覧

- 2024/12/18 12:19
- 意見
1人の子育てを終えた67歳男子です。
子育てに関するコメントが少なすぎてびっくりしました。これは、関心の薄さの為か、少子化の影響でしょうか。
以前から感じていたことですが、子育て時期を過ぎた人は、急速に関心を失っていると共に、逆に「私も大変だったけど、何とか育てました!、言外に(そのくらい頑張りなさい)の意味?」的な方が多い気がします。また、家庭内のことなので、外部からその様子・大変さがわかりにくく、サポート(多くは、実家が近くて母親がサポートを受けている人)を受けている方との差が大きくその状況も外からわかりにくいです。しかも、1人育児をしている方は、肝心のパートナーの関心の低い場合、加えて育児の大変さがわからないことから来る非協力のせいだとも思います。(これは、ジェンダー・共同参画・多様性にも通じる問題です。)いずれも、外部からのサポートは、わかりにくさから来ることも考えると、非常に実施しにくく(個々の状況への余計な干渉ととられるし、そこに踏み込むのもはばかれる)本人からのHelpがないとなかなか難しい事が、より一層子育てするお母さんを追い詰めていると思います。さらに、シングルマザーの収入の低さが社会的にも問題になっている現状からも、『産前産後のママを支援する居場所』は、精神面・生活面の両面でのサポートという意味でも非常に大切ですし、有意義な活動で、強く賛同します。

- 2024/10/11 22:08
- 意見
2人の娘をほぼワンオペで育てた母です。
私自身は器用な方で、強メンタルな方だと自負していましたが、育児においては全く別の人格になった気がしました。
自らの頭も体も心も、そして夫婦関係も壊れる寸前でした。あの頃、どれほど母親を頼りたかったか...
代わりに、市の育児相談ダイヤルによく電話をしていました。自分がこうなることに驚いたと同時に、誰でも不調になり得るのだと実感しました。
前置きが長くなりましたが、産前産後ママへの支援が必要なことは心底共感しますし、そのような取り組みに賛同します。
弊社は"子育てタクシー"事業を行っております。他にも様々な支援事業をなさっている方々と、うまく協働/分担できたら、今より優しい社会が作れるかもしれませんね。
課題は色々あるのでしょうけど、1つずつ整えながら進めていけるといいですよね。
具体的な話ではありませんが、まずは共感と応援の気持ちを、コメントに載せておきます♡

- 2024/10/11 22:46
- 質問・回答
コメントありがとうございます。
母親神話では、妊娠出産育児は女性なら誰でもできると思い込まれているようですが、そんなはずはなくかなり難易度は高いですよね。
しかもみんな初めての事だらけで戸惑うし…、睡眠時間も体力も削られて…、無理ゲーです。
そのような時期を家族間で支えあえる環境にあるなら素晴らしいし理想ではありますが、そうはいかないパターンも時にはあるわけです。
そのような時にどうするか。そこを考えていきたいです。
子育てタクシーも画期的な事業だと思います。これまでになかった取り組みが少しずつ増え、そして連携していけたら、もっと子育てしやすい住みやすい社会になっていくのではないかと思っています♪
- 1
コメントをありがとうございます。
育児は本当に大変な問題だと感じています。人間の一生にかかる問題でもありますね。
精神面や生活面でのサポートの必要性に対しご理解くださり誠にありがとうございます。子育て経験者が賛同してくださるのは非常に心強いです。
もしもプロジェクト化しましたら、ご協力のほどどうぞよろしくお願い致します。